観音堂裏のなんの変哲もない大木ですが、てんぽこナシ
という珍しい木があります。 けんぽナシとかてんぷくナシとかいった変わった名前の 木ですが、その名前以上にその木の実こそ異様な形の実が なりとても食べられるとは思えない代物ながら実は珍味。 |
てんぽこナシの花(7月) |
一個というより一枝をしゃぶるのです。なんとも言えない香りと 共にとろりとした甘さが口にひろがり、甘い菓子の無い昔の 子供たちは、やまモモやエノキの実をしゃぶって食べたように てんぽこナシを好んで食べたものです。 けんぽナシというが土地によりいろんな名前があるそうで、 昔は各地に自生した雑木らしいが、今は少なく、植物友の会の 方が時々見学にこられるほどです。 |
てんぽこなしの枝実を食べると甘酸っぱいにおいは干し柿の様 |