こころの紋様 -ミニ説教-
〜 苦しみは分け合おう「悩み事何でも相談所」 〜
―二十四時間「いのちの電話」―
承福寺のホームページに「何んにも応えきれない“悩み事何でも相談所”」というコーナーを設けています。 何にも応えきれないといううたい文句をつけているせいなのか、幸い相談事のメールが書き込まれることが めったにありません。なぜ幸いなのかというのは、回答するにはやはり無責任であってはならず、いかに 得心をしてもらうかということで、結構神経を使うからです。 |
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また、あんまり相談事が多ければこちらも参ってしまうからです。 さらにメールによる文章での返信は時間もかかって言い尽くせないし、相手の反応が なかなかつかめないという難点があります。 だけど中には思い悩み、苦しみながらも承福寺のページに出会いこのコーナーを 見つけて書きい込んでくださったご縁ある方々も居られることですから、やはり真剣に 受け止め精一杯のご返事を差し上げたいと思っています。 それでもやはり、メール文での回答、返信のやり取りでは意が尽くせないし、 時間的にも大変なので、相手様のお電話を教えてもらえればこちらからかけたり、 |
相手からこちらへかけてもらっての電話での相談に応じることがあります。さらに、私がお相手できないときは、 それこそ「悩み事なんでも相談」ともいえる「いのちの電話」を紹介することもしばしばです。 先月末、福岡天神の都久志会館で「命をどう教えるか」というテーマを頂いてお話をする機会がありました。 その時「いのちの電話」のことを話したところ「いのちの電話」の存在を知らないという方たちがほとんどで、 「エーッ、いのちの電話を知らないの?」とわたしの方がびっくりでした。 |
「いのちの電話」とは現代の社会の中で、さまざまな悩みや 不安、危機に直面しながら身近な相談相手が無くて絶望したり、 生きる力を失いかけている人々が少なくありません。 そういう孤独な人々に、養成を受けた専門の相談員がボラン ティアでお話の相手になる市民運動なのです。 |
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それはいまや全国各地にあり、どこも二十四時間体制で受付ており、相談に当たっては無料であり、 名前を言う必要もなく、相談内容は秘密が厳守され、思想・心情・宗教は尊重されるので安心して 心の内を明かし相談にのれるボランティア機関なのです。とはいえ私はその相談員ではなく、その団体を 支援する会のメンバーに過ぎません。そこの相談員になるには、相当日数の講習を受けねばならないし、 毎月に何日かは相談の受付電話元に詰めなければならない義務を負わされますので、お寺の日常業務に 差支えが出来るので、私には出来ず、せめて側面からその支援だけは続けています。 因みに 「福岡いのちの電話」 рO92‐741‐4343 「北九州いのちの電話」 рO93‐671‐4343 |