こころの紋様 -ミニ説教-


新しい年は何かいいことありそうだ!



明けましておめでとうございます。

 21世紀に入って早や5年目を迎えました。もう戦後ということばも使われなくなって新しい時代へと展開

しています。ただ、輝かしいはずの21世紀の今日は期待とは裏腹にテロリズムの台頭をはじめ対立や

抗争は絶え間なく、新しい戦前にならなければと願うばかりです。

 昨年は相次ぐ台風来襲、地震津波などの自然災害の脅威にさらされ続けて少々社会不安はつのってきて

います。しかし禍福はあざなえる縄の如しで、悪いことばかりがあるはずもないのだから、新しい年の今年

こそ何かいいことありそうな気が私はいたします。皇族のご結婚が呼び水となり、団塊のジュニア世代の

結婚ブームもありそうだし、プロ野球でも新生福岡ホークスが、何か新しい流れをつくってくれそうです。



インド洋大津波の大惨事
小泉首相の答弁ならずとも人生いろいろで、みなそれぞれに

いろいろと悲しいことも、苦しいこともありました。嬉しいことも、

楽しいこともありました。でも「過ぎ去ったものはすでに捨てら

れたり・・・かくて現在の事柄をよく見極め揺らぐことなく動ずる

ことなく・・・」との釈尊のことばを思ながら、周りに振り回されず、

さらに自らの心を輝かせていきたいなぁと思います。

 去年と今年、時の流れできのうときょうは別の色づけがあるわけでなくにいつもの昨日と今日に過ぎない

けれど、威儀を正して迎える元朝の勤行の声の響きはどこか違っています。会う人それぞれに輝いてあで

やかに見えます。昨日の朝日と今日の朝日は同じ朝日なのに、なぜか初日の出ではやはり輝いてありが

たい気分です。あははは・・またひとつ生き延びてしまったわいと、まだ六十二歳ながらも老人志向の私は

思わず拝んでしまう。この世に生を受けてこの元日で二二六七八日の経過です。

 何んだまだ、たったこれだけしか日を経てないのかと鏡を

見れば、やはりそれなりのしわを刻んでいます。ただ残念な

ことは、やつれの皺は多くても年輪を感じさせる誇りある皺が

どこにもないことが気になります。折にふれ、お年寄りに嫌が

られながら、さしたる根拠もなく人生の定年は六十五歳が

ちょうどいいなどと言い続けて来て、自らがその六十五歳

まであと三年と迫り、なお人生の終焉が見つけられずにいる

ことがいささか気がかりです。


地球環境サミット京都会議

 しかもなお、この先の15年ローンを組んだばかりで、あと三年で踏み倒しもできないしなぁと自己矛盾

にも陥ってます。今、地球環境にやさしくとか言うことで、エコということがビジネスとして成り立つ時代に

なりました。先年の地球温暖化防止の観点から、地球環境会議の「京都議定書」に基づく日本が課せら

れた炭酸ガス排出削減目標は政府として排ガス規制強化は避け得ない大きな問題です。車や工場への

規制は厳しくなりますが、個人レベルでの取り組みも考えられています。



太陽光パネル
 そんな中、政府が奨める太陽光発電パネル設置に補助金が

出るという甘い話に、私はあわよくば九州電力への売り電気で

いささかの収入も見込めるという一挙両得の単純計算で設置

することにした。あはははっ計算どうりに行くかどうかは別にして、

太陽光パネルの設置費用は、今支払っている電気代を十五年

ローンにまわし、自家発電の電気を電力会社に売るというシス

テムで、特別出費不要ということで、承福寺は小さな小さな

自家発電所が稼動しています。

 自家発電で灯油とガスの消費削減とあわせて、その排ガス削減で大げさに言えば地球温暖化防止へ

日本政府とともにすすめているところです。このローンの投資が地球環境にいささかなりとも貢献し、

さらに承福寺会計に貢献できればもっと嬉しいなぁ。あははは・・・。あと三年の人生の停年を前に!




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